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2012/06/09

プロレスクラシック(82)追悼・三沢光晴選手特集

録画した日〔2012/6/4:日テレG+〕

2009年、三沢が亡くなった直後に放送された回のようです。
私は今回が初見でした。
全日時代の全3試合で、特集の映像は特になし。
ほんとに急遽放送した追悼番組だったんでしょう。
[後楽園ホール鉄板6人タッグ]
決起翌年H3年の6人タッグ。なんと試合時間は「51分32秒」でした。
彼らが凄いのは、このクオリティを地方興行でも維持していた事です。

[後輩川田と三冠戦]
全日20周年記念のH4年ジャイアントシリーズ武道館大会。
20周年メインは馬場でも鶴田でもなく「この2人」。感慨深いです。

[王道継承ドーム三冠戦]
H11年「G馬場”引退”興行」のメインでベイダーから三冠奪取。
馬場さんの正統後継者は三沢だったという事です。

             

私にとって強烈なのは、H2年4~6月の三沢光晴です。
4月の東京ドームで、三沢はタイガーマスクとしてBハートと煮え切らない試合をしていました。
しかし、その2ヶ月後の武道館では素顔でメインに登場。ジャンボ鶴田からフォール勝ちという大仕事をやってのけます。
当時高3の私はどちらもライブ観戦しましたが、マスクを捨てた三沢が放ったエネルギーや信頼感、一体感は、現在過去含め他のレスラーでは再現不可能なレベルだと思います。

会社のピンチにいきなりトップを任され、期待以上の一発回答。
それどころか、その後15年以上も業界の最前線で看板を張り続ける。そんな三沢のポテンシャルを馬場さんは見抜いていたんでしょう。

体がガタガタでも、プロレスラーとしての「余生」をリング上で過ごせなかった三沢光晴。
天国でゆっくり休んで下さい、としか伝える言葉がありません。