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2012/07/16

新・座頭市Ⅲ #1「今日も行くひとり旅」

録画した日〔2012/3/12:BSフジ〕

夫を斬られた未亡人役で、リリー・浅丘ルリ子が登場。
斬った張本人・座頭市を抹殺すべく、執拗にその道中を追いかけます。
気風のいい大姉御の浅丘ルリ子ですが、スナイパーとしての手腕はまるでなし。
「亭主の仇、アンタを殺します」と面と向かっての襲撃予告をブチ上げますが、座頭市にはどこ吹く風で軽くいなされる始末です。
ようやく見つけたヒットマンも、手書きの襲撃メニュー表を持ち歩くようなお気楽野郎。
しかも、そのメニューには「按摩さん」がカテゴライズされていなかったために、急遽料金設定からプレゼンするというトホホぶりです。
結局、浅丘ルリ子は座頭市と和解。ついでにしつこく付きまとう親分軍団をブッタ斬ってもらいました。
「アヘンの不法所持による書類送検」による、唐突なTV版サードシーズン最終回以来1年ぶりの座頭市復活。
この#1はTV版第4シーズン=ラストシーズンのスタートダッシュです。
どしゃ降りの中で立ちすくむ座頭市、髪も短く刈り込んだその姿は禊ぎの風情に見えたのですが。。。
どしゃ降りのオープニングからたったの3分後、なんと「吸引具に該当するパイプ類」を手にする座頭市の姿が。
美味そうにくゆらせる煙は当然”シロ”なんでしょうが、「懲りてねぇだろ」「ダメだこりゃ」といった昭和の茶の間からの賞賛が目に浮かぶような名シーンが展開されました。
このTV版ラストシーズンは今までの”フジ月9”から月曜8時に放送時間が変更、時代劇界の巨大勢力「水戸黄門」とのガチンコ対決を余儀なくされました。
また同時期に座頭市は超巨星・黒澤明との影武者案件大場外バトルを展開、かなり過酷な環境下でのシリーズ継続だったようです。
残り25話、毒を食らわば皿まで的な座頭市最後の大爆発を期待しましょう。