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2012/07/05

西寺郷太のマイケル・ジャクソン講座前編・後編

録画した日〔2012/6/24,25:大人の音楽チャンネルMUSIC AIR〕

マイケル・ジャクソンが亡くなった日に合わせて放送された番組。
日本屈指のマニアと言われる西寺郷太さんが、ショボイ会議室(?)でホワイトボードを駆使しながらひたすら語るという味わい深い内容でした。
マイケル関連本を数冊出版している講師の西寺氏。
音楽ジャーナリストかと思っていましたが、れっきとしたミュージシャン。しかも私と同世代(1973年生まれ)の方だった事をこの番組で知りました。

講義の中心は今年がリリース25周年の「BAD」。
氏の『BADの再評価こそマイケルの真の再評価である』という結論には全面的に同意します。
絶対王者「Thriller」とバブルの極み「DANGEROUS」に挟まれたこのアルバム。
”Thrillerを超えられなかった”というむちゃくちゃなハードル設定で、世界的には評価がイマイチの作品です。

しかし私は、中学生でリアルタイム体験した思い出補正を抜きにしてもマイケル・ジャクソンの最高傑作だと思っています。
とんねるずが完コピした「#1 BAD」や空耳アワーのユーティリティプレイヤー「#10 Smooth Criminal」など一般的に馴染みの曲も多く、私は年を取ってからは「#7 Man In The Mirror」がフェイバレットになりました。

9月には未発表映像&音源がゴッタ煮のメモリアル盤がリリースされるとの事です。
キング・オブ・ポップ不在は贖えない現実。ビジネスでも構わないので、マイケルの遺産=人類の遺産を延々と発掘し続けてもらえるとうれしい限りです。