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2012/08/01

タイガーマスク #16「敗北の虎」

録画した日〔2012/7/20:TOKYO MX〕

星取り状況も分からぬままダラダラ継続しているWリーグ戦。
6週目の今回は、猪木vs伊達タイガーという総当たり戦ならではのドリームマッチが組まれました。
優勝の行方を占うビッグマッチを前に、集中力を高めていく伊達タイガー。
しかし、虎の穴の崖っぷちプロモーター・ミスターXが、必至の形相でセコくちょっかいを出してきます。
試合前の通用口で「お前のせいで雑魚レスラーは全員死んだ」「お前は呪われた悪魔だ」と幼稚なマインドゲームを仕掛けるヘボプロモーター。
猪木であれば「オレは関係ねぇですから。ンムフフ‥。」と聞き流すところですが、それができないのが伊達タイガーのヒーローたる所以です。
哀れ優しき伊達タイガー。
ブッカー馬場さんの上っ面だけの励ましにこそ気丈に対応したものの、すっかり落ち込んで戦う前に心が折れてしまいました。
注目の次期エース候補同門対決は、猪木の必殺コブラツイストが炸裂するなど緊迫の好勝負。
最後は伊達タイガーの心の隙を見逃さなかった猪木が、渾身のミサイルキックで場外カウントアウト勝ちをものにしました。

試合中もミスターX発言を思い出して萎縮しっぱなしという、メンタル面で大いに課題ありの伊達タイガー。
地獄の名門・虎の穴で何を学んできたのか?
何とも情けないノミの心臓では、虎の穴よりもある意味ダーティな日プロでトップに立つのは当分無理でしょう。
そして気になるのは日プロのセキュリティ体制。
選手花道に外敵・ミスターXがノコノコ立ち入りできるとはあまりにも脆弱、逆に良からぬ疑問も沸いてきます。
あまり考えたくはないですが、今回の一連の揺さぶりはポスト馬場さんを狙う猪木サイドの策略だったという線も捨ててはいけないのかも知れません。