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2012/11/24

プロレスの星 アステカイザー #12「魔のリングに挑め!!」

録画した日〔2012/11/13:チャンネルNECO〕

ヒール軍の大ボス・ルアー様の「考えていても始まらん。行動だ」という猛ゲキにサラリーマン的な逃げ場を塞がれた番頭・サタンデモン。
新たなアステカイザー捕獲作戦として、トラップ満載のデスマッチリングを設計します。
特撮の聖地・採石場に突貫工事で造成されたデスマッチリングの仕様は以下のとおり。
  • ロープは有刺鉄線(ただし、電流および火薬なし)
  • リング中央の4ヶ所に殺人トラップ埋設(ブラックミスト軍の商標ロゴが目印)
  • コーナー3ヶ所に少年野球のチビッ子を拘束(うち一人はアステカイザー開発者・速見博士のご子息・太助)
各コーナーのチビッ子を解放すればアステカイザーの勝ちなのか?。
だとすればサタンデモンは、狼酋長・ワフーマクダニエルが得意とする「インディアンストラップマッチ(相手を引き摺って4つのコーナーにタッチ)」に近い試合形式を想定しているかも知れません。
そしてこの殺人リングを造成した「リング屋」は、何とコーナーに括りつけられてるチビッ子と東都プロレス練習生・ゴローでした。
道ばたでサタンデモンに洗脳魔術を仕掛けられた3人のガキと1人のバカは、憧れのアステカイザーを自分たちの手で抹殺するという地獄のマインドゲームに陥ってしまいます。
チビッ子救出のためサイボーグ格闘士・アラビアンウルフとのデスマッチに勇躍参戦したアステカイザー。ご丁寧なサタンデモン軍の目印に気付かなかったのか、両手両足を殺人トラップに捕捉されてしまいました。
渾身ブリッジでも解けない恐怖の殺戮兵器、手負いのアステカイザーは何だかよくわからん「カイザーパワー」で命からがら脱出します。
最後はお得意のアニメ化フィニッシュムーブでアラビアンウルフを撃沈。コーナーに括られたチビッ子達も無事解放されました。
全面協力の約束だった新日プロ精鋭陣は今回も登場なし。毎回趣向を凝らしたデスマッチを企てるヒール軍・サタンデモンが、今や唯一のプロレス的良心です。
今回のハイライトは、速見博士の息子・太助くんの子供部屋に鎮座する「SCREEN TENNIS(スクリーンテニス)」という謎のゲーム機でした。
Webで検索してもこれといった情報は無し。プロレス的に言えば「未知の強豪」「幻の名レスラー」といった所でしょうか。
もはやこんな非プロレス部門にしか見るべき活路がないクソガキ向け特撮。昭和の子供部屋に貼られた、卍固めの闘魂・アントニオ猪木はすっかり遠い存在です。
次回がちょうど全26話の折り返し地点。初心に帰ってプロレス道を追求してほしいもんです。