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2012/11/27

世界の料理ショー #16「ウサギとガチョウのパテ イングランド風」

放送時間〔8:00~8:25:テレビ東京〕

一枚看板・グラハムカーの母国=イングランド風のパテ作りにチャレンジ。
ウサギやらガチョウやらシカやら強力な食材と相対するだけに、めったに見せないエプロン姿で臨戦態勢です。
「カルダンの店からモデル頼まれてたけどアランドロンに譲っちゃった♪」と大ボラを吹きながら、まな板の上のウサギをブッタ斬るカー。
包丁を振りかぶりつつ「空手って知ってる?」とオリエンタルなホラで畳み掛けると、すでに腹を空かしてヨダレ垂らしてる客席の笑い屋連中は悶絶して大喜びです。
材料「野ウサギ1羽」「ガチョウ1羽」「肉汁入りゼリー」という時点で日本の台所では再現不可能な今回のパテ(テリーヌ)チャレンジ。
ウサギ小屋で欧米のゴージャス生活に思いを馳せる昭和の茶の間にとっては、すこぶるファンタジーに満ちたドリームマッチです。
相変わらずトップギアの絶好調トークで突っ走るカーですが、具材作りのプロセスで「ミンサー」とかいうデカイ挽き肉マシンが詰まってしまうアクシデントが勃発。
ここは正体不明のセコンド・スティーブのせいにして一笑い欲しいところです。
しかし今日はスティーブへの理不尽暴言は無し。どうも最近スティーブの登場頻度が下がっているような気もします。
標的・スティーブ不在の憂さ晴らしなのか、今日のカーはシモネタを連発。
「ポルノ番組じゃないんだよ♪」と言いつつ、ガチョウの胸に溶かしバター(致死量)を塗りこむ際に色っぽいモダエ声を上げるなど、ノーブレーキの大暴走です。
壮大なスケールの食材の割に、何とも可愛い出来上がりとなったイングランド風テリーヌ。
食材収集だけでなく「1時間半焼く」だの「4時間冷やす」だの、どう考えても素人が真似できるレベルじゃないプロの作品です。
まさしくこれこそ世界の料理「ショー」。客席の笑い屋連中を煽るカーのドヤ顔試食にもヨダレを垂らして頷くしかありません。
明日11月28日(水)の「キジの丸焼きカンパーランド・ソース イングランド風」など今後もビッグマッチが目白押し。大ボラ料理人・カーには、引き続きショーマンシップの真髄を魅せてもらおうと思います。