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2013/06/11

タイガーマスク #61「王将の道」

録画した日〔2013/5/31:TOKYOMX〕

3週目に突入した日プロ東北巡業。
今回は山形スポーツセンター(山形県営体育館)大会です。
メインは伊達タイガーvsサンガニアという微妙なカード。
「山形くんだりまでわざわざ来てやってんだから…」的な日プロの悪しき地方軽視マッチメイクが見て伺えます。
地元ファンにとっては年に1度のプロレス観戦。6人タッグでもいいのでここは看板BI砲がメインに出陣するべきではないでしょうか。
ショボいメイン戦を託された伊達タイガーですが、本人は地方でも手を抜かずライフワークのチャリティ活動に精を出します。
ここ山形では、大会前日のオフを利用して地元の「若草ハウス」のちびっ子とハイキングに赴きました。
目的地は宮城との県境にある名所「蔵王のお釜」。
前回#60のようなチャリティ原理主義に基づく突発的行動ではなく、今回はバス(蔵王観光)を借りきっての計画的なイベントのようです。
しかし楽しいはずのハイキング中にトラウマ確定のとんでもない流血ハプニングが勃発。
なんと伊達タイガーとちびっ子達は、老人(職業:将棋の駒作り)が木彫り用の「のみ」で自殺をはかる凄惨グロ現場に出くわしてしまいました。
捨て身の行動で老人にストップを掛けた伊達タイガー。この組んずほぐれつによって右手に裂傷を負ってしまいます。
それにしても前回の列車事故に今回の自殺現場遭遇と、猪木の「一寸先はハプニング」を地で行く伊達タイガーのインケツっぷり。
ハイキングじゃなく、どっかの神社仏閣で厄落としをしたほうが良かったのかも知れません。
愛弟子負傷の報をキャッチした馬場さんは、老人の病室(山形市民病院)へ傍若無人な直電を敢行。
頼まれてもないのに健気に付き添う伊達タイガーに「明日はTVマッチだぞ」と端的なプレッシャーを掛けます。
これを受けた伊達タイガーは「絶対に穴は空けませんから」とメイン戦登場を確約。
利き腕である右手に負ったケガについても「ノミに食われた程ですよ」と豪語し、ブッカー馬場さんの心配を吹き飛ばしました。
ここでやや気になったのは、“のみ”で自殺を図った老人の入院先で「のみ=蚤に食われた」と笑い飛ばした伊達タイガーの真っ黒な毒ガスジョーク砲撃。
悪意がない天然モノだったとしても、この先思わぬ舌禍事件を巻き起こしそうで心配です。
そんなこんなでハンデを背負って臨んだガニア戦。
伊達タイガーは、プロレスの鉄則に忠実なガニアによって執拗に右腕を攻撃されます。
しかしここは実力、格ともに伊達タイガーの方が圧倒的に上。一撃必殺のウルトラタイガーブリーカーを爆発させ、危なげなく山形のメイン戦を飾りました。
色々あってお疲れ気味の伊達タイガー。
するとスポーツ新聞「サン・スポーツ」片手の馬場さんがドレッシングルームにひょっこりと顔を出します。
ドラゴン藤波社長の如くスポーツ新聞で自社の最新情報をチェックする師弟コンビ。
紙面を飾っているのはタイガーの覆面ベルトへ挑戦を表明した「イーグル」「モス」「カメレオン男爵(プロレス界のダンディ)」「ブラックパンサー」の4選手でした。
伊達タイガーは、4選手のうち「プラックパンサー」に不気味な気配を感じている模様。
山形大会には虎の穴重役と日本支部・ミスターXも視察に来ており、次回からはチャリティーやってる場合じゃぁない久々の因縁抗争が再開されそうです。