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2013/09/15

2013フォワ賞&ニエル賞生中継 - 第一部・第二部

放送時間〔21:00~22:00、22:30~23:45:グリーンチャンネル〕

世界最高峰レース「凱旋門賞」へのステップレース2戦。
舞台はいずれも本番と同じロンシャン競馬場2400m。フォワ賞には一昨年の三冠馬・オルフェーブル、3歳限定戦のニエル賞には今年のダービー馬・キズナが参戦しました。
いきなりの朗報は第一部・3歳限定のG2ニエル賞。キズナがイギリスダービー馬・ルーラーオブザワールドを競り落として激勝です。
「85%(武豊)」「気合が全然…、惨敗も覚悟(佐々木調教師)」の状態で同世代ライバルをねじ伏せた第80代日本ダービー馬。
力関係はもちろん、懸念されていた「馬場適正」にもほぼ一発回答。本番の10.6ロンシャン決戦に向けて大きな狼煙をブチ上げました。
キズナの凱旋門賞チャレンジは陣営にとってのボーナスステージと思っていたのですが、この勝利で私のその穿った目線は180度急転。
現時点では今回完封したフランス最強3歳・フリントシャー(4着)が一番人気らしいんで、期待度100%で歓喜の瞬間を待ちたいと思います。
日本競馬の大正義・武豊にとってもこのG2勝ちは大きいはず。
「負けてなお強し」でも納得できるレースで然とトップをかっさらうあたり、今度こそ完全復活と言っていいのではないでしょうか。
キズナのお父さん・ディープインパクトの悔しさを帳消しにする、7年越しのリベンジを果たしてもらいましょう。
フォワ賞には最凶三冠馬・オルフェーブルが連覇を期して登場。インコース3番手追走から口あんぐりの完全勝利を飾りました。
相手関係からして当然の着差だとの事ですが、これほどの大爆勝を見て何も感じるなというのは無理な話。
「すべてがうまく行けば」の前提付きながら、歴史的圧勝も十分アリと期待が高まるばかりです。
春の宝塚記念は肺出血で直前回避、今回の1週前追いでは調教パートナー(ブラーニーストーン)に蹴っ飛ばされて流血トラブルを起こすなど、相変わらずネタに事欠かないオルフェーブル。
去年の2着惜敗が日本競馬界にとって永遠のトラウマにならないよう、1年でのスッキリ清算”倍返し”をブチかまして欲しいものです。

今日はあくまでも前哨戦でしたが、日本馬がロンシャンの地で1日2勝を上げてくれるとは感慨深い限りです。
日本の競馬ファンにとっては考え得る範囲で最高の結果。
世界の競馬ファンに向けては、キズナは日本の秘密兵器、オルフェーブルは最強破壊兵器ってな具合に驚愕の猛デモを敢行したと言えるでしょう。
愛すべき2頭のダービー馬が揃い踏みする10.6凱旋門賞。もしかしたらこの両雄が1,2番人気を独占するかもしれません。
どっちが勝っても恨みっこなし、くれぐれも2,3着独占だけは避けてほしい…。近来稀にみるワクワク感を膨張させて決戦の日を迎えたいと思います。