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2013/10/28

タイガーマスク #81「地獄のプロモーター」

録画した日〔2013/10/18:TOKYOMX〕

馬場さんの大抜擢により日プロメイン戦線に躍り出たケン高岡。
妹・よう子が暮らすちびっこハウスでは、早くもBI砲クラスの大人気を博します。
一夜にして全国区のメインイベンターとなったケン高岡に群がるクソガキども。
言うまでもなく昭和プロレスにおけるTV中継の影響力は絶大。100の地方巡業よりも1のテレビマッチということなのでしょう。
ちなみに完全スルーされた伊達タイガーにとってもこの状況は好都合。
まとわり付くクソガキはケンに丸投げして、ディーバ・ルリ子さんと濃密な時間を過ごせる事になります。
絶賛売り出し中でノリにノってるケンは、今回もBI砲や伊達タイガーを押しのけてメインに登場。黒いミサイル・ブラックハリケーンと対峙し、難なく連勝を飾りました
しかし、その試合内容はお粗末としか言えないショッパイものに。
これにはお目付け役の伊達タイガーも激怒。伸びかかったケンの鼻っ柱をガツンとへし折ります。
ケンが精彩を欠いたその理由は、客席にミスターXの姿があったから。虎の穴が再び伊達タイガー抹殺の狼煙を上げたという事になります。
なお「地獄のプロモーター」の異名を取るミスターXですが、一般のプロレスファンと同じ席で慎ましく敵情視察。
第2次UWFの大阪大会に勇躍殴りこんだものの「チケット持ってますか」と軽くあしらわれた某・涙のカリスマとはビジネスに対する理念が違うのでしょう。
一方、虎の穴のターゲットとなった不安をおくびにも出さない伊達タイガーは、怪力の悪役・ゴールデンベアーと対戦。
Tシャツにオーバーオールというスタイルのゴールデンベアーですが、これはオバケかぼちゃ・ヘイスタックカルホーンへのオマージュと思われます。
ケンに説教を食らわせた手前、雑魚レスラーと下手な試合はできない伊達タイガー。ミサイルキック連弾で失神KOに葬りキッチリ格好をつけました。
そしてこの試合後に大事件が勃発。
なんと、お忍び観戦のミスターXと伊達タイガーが1対1でバッティングしてしまいます。
鉢合わせの舞台は「国際貿易センター」のエレベーター。
因縁の2人は「まだ生きていたのかドブネズミ」(伊達タイガー)、「身の毛もよだつ試合を見せてやる」(ミスターX)とプロレス的なエールを交換したものの、WWE流エニーウェア系の取っ組み合い大乱闘はなし。
東スポあたりのブン屋連中が“偶然”エレベーターに居合わせたら、また違った展開になっていたかもしれません。
コレで何度目なのか、次回からまたまた虎の穴との因縁抗争が始まることになった伊達タイガー。
今は亡き盟友・大門大吾の墓前にまずは必勝を誓います。
そしてこの展開は、伸び盛りのケン高岡には格好の試金石であるとも言えるでしょう。
各団体に必ず一人はいる、対抗戦で大化けするタイプだと見込んで期待をしたいところです。