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2013/10/19

WWE PPVスペシャル「バトルグラウンド2013」

録画した日〔2013/10/17:スカチャン1〕

BattleGround=「戦場」と銘打たれた新設PPV。
メインは、ダニエルブライアンとランディオートンによるWWE王座決定戦でした。
ベルトを獲るにしてもハメられて痛い目に遭うにしても、主役は新婚のダニエルブライアンだと思われたビッグマッチ。
しかし、最後に「持っていった」のはトリプルH(今回は不参加)にイビリ抜かれているビッグショーでした。
例によってトップダウンに従いダニエルブライアンを襲撃した大巨人でしたが、さすがに今回は良心の呵責に贖うことができずトリプルH派のランディオートンの事もノックアウト。
遂にその一線を越えてしまいました。
悪のCOO・トリプルHからビッグショーに下されるであろう制裁はもちろんですが、2人ともKOされて空位のままとなったベルトの行方も「明日」への引き継ぎ事項。結局この日、因縁抗争のオチは付きませんでした。
”PPVよりも一夜明けのRAW”というパワーバランスは、今後もWWEの定型となっていくのでしょう。

①世界王座戦:アルベルト・デル・リオvsロブ・ヴァン・ダム
取って付けたような「バトルグラウンド・ハードコア」形式(ルール詳細不明)で行われたタイトルマッチ。
バケツだのハシゴだのが乱れ飛ぶ中、最後は王者デル・リオがイスを巧みに使ってタップアウト勝ちを収めました。

②グレートカリ&マレラvsスワガー&セザーロ
スマックダウンの2、3試合目に組まれてそうなプレミア感ゼロのタッグ戦。
アントニオセザーロが2m16cmのグレートカリをジャイアントスイングでブン投げる豪快殺法を披露し、極右コンビの完勝です。

③IC王座戦:カーティスアクセル(Withヘイマン)vsトゥルース
これまた華のない顔合わせとなったIC戦は王者・アクセルが普通に防衛。
ポールヘイマンに向けられた「Walrus=セイウチ!」チャントが「Boring=退屈!」と聞こえたのは私だけではないはずです。

④ディーバ王座戦:AJリーvsベラ姉妹のブライアンの嫁の方
ベラ姉妹にとってはご祝儀となるビッグマッチ。
登場した4人の中で一番強そうなタミーナ(スーパーフライ・Jスヌーカの娘さん)の介入により、AJリーがベルトを死守しました。

⑤ローデス兄弟vsシールドの2人
親父・ダスティの毒針エルボー攻撃が爆発するなど、一致団結で完勝した背水のローデス一家がめでたくWWE復権。
それはともかく、乱入軍団・シールドのヤラれ役適正が光ったタッグ戦でした。

⑥ワイアットファミリーの主将vsコフィ・キングストン
なぜか中堅どころのコフィ・キングストンに照準を定めた3人組・ワイアットファミリー。
お得意の変態系ムーブを織り交ぜつつ当然の圧勝劇を飾りましたが、この先どこを目指して誰と絡んでいくプランなのでしょうか…。

⑦CMパンクvsライバック(Withヘイマン)
絶大な会場人気を誇るCMパンクが、卑劣な急所攻撃でズルしてイタダキ的な勝利。
しかしそのお膳立てとなったのはポールヘイマンの余計な介入劇。2人の因縁は良くも悪くも「To be continued」となります。

⑧テンサイの「Yes」チャント
晴れのPPVを外野から見守る出番なしの元ジャイアント・バーナード。
古巣では「バレットクラブ」とかいう外人ヒールユニット(盟友・カールアンダーソンも参画)が頑張ってるので、そろそろ「時は来た」ってタイミングなのではないでしょうか…。