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2013/12/17

タイガーマスク #87「虎狩り計画」

録画した日〔2013/11/29:TOKYOMX〕

ちびっ子ハウスの「ガボテン」とかいう雑魚キャラが警察にしょっ引かれる事案が発生。
罪状が分からないまま、伊達タイガーは大泉警察署に急行しました。
平和なちびっ子ハウスに降って沸いた不祥事。
事実がどうあれ、犯罪予備軍などと風評が上がったら運営、資金繰りに大きな支障が生じてしまいます。
後見人の伊達タイガーとしては、闇社会のエキスパート・日プロ法務部への工作要請も視野に入れておくべきでしょう。
ところで、今回伊達タイガーが大泉署に乗り付けたのはシックな黒のスポーツカーでした。
前々回#85で谷底に転落全損したド派手スポーツカー(赤)から羽振りよくモデルチェンジ。
浮世離れの白装束も含め、茶の間のプロレスラー幻想をたぎらせる粋なトータルコーディネートです。
肝心のガボテンは程なくして無罪放免。
学校に遅刻しそうになったんで、そのまま遠くへ行きたくなり電車に乗ってしまったとの事でした。
「オメェはそれでいいや」…。
教訓めいたネタを残すわけでもない、図体だけ一人前の何とも人騒がせなクソガキです。
昼間っから茶番に付き合わされた伊達タイガーは、その足でスペインの猛牛・アキラローゼとの一騎討ちに臨みます。
しかしこのアキラローゼは、命乞いポーズを取り「2本目も取らせてやるから」「早くフォールしろ、気の利かねぇ野郎だ」などと露骨なフェイク決着を要求するトンだ腰抜け野郎。
クリーンファイトを旨とする伊達タイガーはゴング直後から大激昂です。
馳浩かアントニオセザーロかという豪快なジャイアントスイングでブン回されるアキラローゼ。
シュートに長ける伊達タイガーならもっとエゲツない「私刑」もできたであろうに、今回はあくまでもプロレスの範疇での制裁となりました。
伊達タイガーが不毛な闘いを繰り広げる中、本場ニューヨークでは大きな動きが。
虎の穴のラスボスが、最強の刺客「デビルスパイダー」を自らの目利きでブッキングします。
「燃えること炎のごとく、冷酷なること悪魔のごとし」と謳われるこの男が今までに殺害したレスラーは24人(!)、再起不能者は100人超との事。
そもそも日本に入国できるかも心配なレベルの大悪党です。
デビルスパイダーが得意とする試合形式は、1マス15センチ四方の網の上で行われる「スパイダーネストデスマッチ」というもの。
WWEヘル・イン・ア・セル戦の天井で闘うイメージでしょうか。
NYの会場で実戦を目の当たりにした虎の穴ラスボスは「想像を絶する殺人的リング」と早くも大興奮です。
このラスボス直轄案件で立つ瀬がないのが、極東地域および伊達タイガー抹殺を一任されているミスターX。
第一報のテレックスを前に茫然自失の体で立ち尽くします。
完全に頭越しで決定したNY案件。明言こそないものの事実上の戦力外通告と受け止めるのが普通でしょう。
実はネガティブさ、ナイーブさでは伊達タイガーに引けをとらないミスターX。
遠くへ行ってしまいたいのは、ガボテンではなくこの男の方なのかもしれません。