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2014/01/31

タイガーマスク #95「ザ・ピラニアン」

録画した日〔2014/1/24:TOKYOMX〕

虎の穴ラスボス=ミラクルスリーの特命によりザ・ピラニアンが日プロ参戦。
神宮屋外プール特設リングで、日本マット界初の「プールデスマッチ」が敢行されます。
ピラニアン投入の目的はあくまで伊達タイガーの偵察と分析。この一戦で息の根を止めようとの気はミラクルスリーにはない模様です。
しかし、ヌメヌメ怪奇派レスラーの花相撲で何が分かるというのか?
伊達タイガーならずともその真意を掴みかねる、なんともミステリアスなマッチメイクです。
神宮の杜に妖しく浮かんだノーロープ邪道リング。
解説席の馬場さんによると、このプールデスマッチはハワイやマイアミの観光地でよく行われるとの事。
「見た目が涼しいのが取り柄ってか」「それほど恐ろしいもんじゃねよ」と、王道・馬場さんの評価はけっこう辛口なものでした。
水に落ちたら終わりの洋上デスマッチとは異なり、むしろ水の中が主戦場となるプールデスマッチ。
川で溺れたクソガキを救出するなど泳ぎにも潜りにも長ける伊達タイガーですが、水陸両用機として鍛錬されたピラニアンと比べるとまだまだあまちゃんと言ったところでしょう。
史上初の試みだけあり、プールデスマッチには問題点もチラホラ。
ほとんどのカラミが水中であるため、馬場さんら放送席はリングサイドならぬプールサイドから覗きこんでの実況/解説を余儀なくされました。
次回はせめて明るい昼のゴングにすべきかも…。
いずれにせよクモの巣デスマッチ決行など、最近の日プロのチャレンジ精神、フレキシビリティは評価に値するものと思われます。
水中戦ではミスターXが仕掛けた罠が炸裂。なんと本物のピラニアが伊達タイガーに襲いかかります。
神宮屋外プールは昭和5年から水泳王国日本を支え続けた由緒あるスポーツの殿堂。
そこに獰猛な肉食外来魚をオッ放すとは、利用禁止など施設サイドから何らかのお咎めがありそうです。
ピラニア放流は「手段を選ぶな」と日ごろ檄を飛ばされているミスターXの独断でした。
しかしこの日に限っては、最終決戦ヘ向けたリサーチがラスボスの優先事項。
いわゆる「良かれと思って」が足を引っ張ったダメパターン。つくづく使えないインケツ野郎にラスボスはプールサイドでご立腹です。
そんなミスターXの「良かれと思って」は的外れな上に大失敗。なんとピラニアン本人がピラニアの餌食になってしまいました。
原因は体に塗ってたピラニア除けがグランドの攻防で剥がれちゃった事。
ミスターX的には“逃がした魚は大きい”とオチを付けて水に流したいって感じでしょうか…。
ピラニアに全身を食われ血まみれになりながらそのピラニアを相手に叩き付けるという「Holy shit」なデスマッチ適性を見せつけた伊達タイガー。
いかなるエクストリームルールも自分のモノにする抜群の安定感です。
この調子なら、やたら研究熱心なラスボス相手でも楽勝かもしれません。