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2013/12/18

タイガーマスク #88「炎の死刑台」

録画した日〔2013/12/6:TOKYOMX〕

伊達タイガー抹殺案件でいろいろ思い悩むミスターX。
そんな中、今日がちびっこハウス・ルリ子さんの誕生日だという事を思い出します。(6月4日。ゴリラモンスーンと同じ日)
悪のシステム手帳に記された若女将の個人情報。このあたりの情報収集は抜かりなし、さすがは虎の穴といったところです。
まあこうした綿密なデータを生かすも殺すも、崖っぷちボンクラプロモーター・ミスターXの技量次第なのですが…。
ミスターXは、伊達タイガーが必ず「丸田屋デパート」へプレゼントを買いに行くと分析。
よく意味がわかりませんが、なんだかんだで長い付き合いなので行動範囲や趣味嗜好などピンと来る所があるのでしょう。
そしてそれを踏まえた上で#85でも登用した工作員を緊急招集。A/B/C三段階の襲撃計画をブチ上げます。
さっそく実践された「A」はデパートまでの道中で車をスピンさせるというもの。
スピン&逸走までは計画どおり。しかし、突っ込んだ先がふとん屋のトラックだったので実害なしというオチでした。
伊達タイガーが強運なのか、ミスターXのツメが甘いのか…。
話があまりにもクソ過ぎて考える気が起きません。
無事(?)に丸田屋がある銀座にたどり着いた伊達タイガー。歩行者天国でさっそくサイン攻めの大歓迎を受けました。
虎の穴工作員は、このドサクサで伊達タイガーのジャケットに発信機を仕込む事に成功。
白昼の歩行者天国で次なる計画「B」が着々と進行します。
ビルの屋上から通りを見張る工作員。
「B」は下を歩いてる伊達タイガーにラジオを投げ付け脳天をカチ割る作戦です。
しかし、虎の穴の猛トレおよび幾多のデスマッチを生き抜いた凄玉がラジオ1個でポックリ昇天するものなのか…。
ミスターXとしては落下エネルギー云々も計算済みなようなので、だったらやってみれば?、といった感じです。
発信機があるにもかかわらず、なぜか終始目確認の上でラジオを落下させた工作員。
しかしその凶器は誰もいない路上にガシャンと落っこちただけでした。
更にそれどころか、狙った相手は伊達タイガー本人ではなくマスクをかぶった銀座のコスプレ大道芸人だったというオチまで…。
これはもはや「何ぁにがヤリたいんだ、コラ」状態。
ビルから落ちるべきはラジオではなくミスターX自身ではないでしょうか。
敵のアホバカ失策など露知らずの伊達タイガーは無事に丸田屋デパートへ到着。チョイスしたのは汎用性ゼロの熊のぬいぐるみでした。
大事なディーバの誕生日、伊達タイガーはここで奮発しないでどうするのか?
前回登場した新しいスポーツカーがコスト余波をもたらしているのかも知れません。
ラストの計画「C」は帰りの地下駐車場が舞台に。
タンクローリーを横転させて重油を流し込み、逃げ場のない地下で愛車もろとも大炎上させる算段となります。
まあ、これはこれで妙案なんでしょうがどう考えても影響範囲が広すぎ。つくづく迷惑な反社会的組織です。
ミスターXの目論見どおり炎に包まれた黒のスポーツカー。
しかしここで、先に駐車場を出ていたケン高岡が炎の海へ無鉄砲にUターン。
焼死寸前だった伊達タイガーは、この忠実な舎弟による命懸けの救出劇で一命をとりとめました。
ヤケドを負って病院直行の伊達タイガーは誕生会を欠席。電話によるホットライン参戦となりました。
なお、普通の人間ならヤケドの痛みはもちろん、納車数日後に炎上全損となった新車の件で人のお祝いどころじゃないはず。
それをおクビにも出さない笑顔の伊達タイガー。さすがは虎の穴最強の凄玉、男としてのレヴェルが違うってもんです。
一方、あらゆる面でインケツっぷりをさらけ出した落日のミスターX。
度重なる計画失敗に小言を言うと「焦ってるアンタが悪い」と工作員ジェーンに逆アップを食らう体たらくです。
サラリーマン目線としては痛々しい限り。
同情されるようじゃおしまいなので、ここは一つベビーターンを視野に入れた方が良いかもしれません。